シンポジウム・講演会

第4回金沢大学附属病院女性職員懇談会を開催  2014年3月6日

懇談会の様子

第4回金沢大学附属病院女性職員懇談会が3月6日(木)に金沢大学附属病院で開催されました。
大学病院では,多くの女性職員が日夜を問わず勤務に従事しており,仕事と育児の両立や職場での悩みなど女性職員でなければ捉えることができない課題がこれまで以上に増えてくると考えています。
これらの課題を明確にして育児期における働き方やキャリアアップなど自由な意見を持ち寄り,女性職員がやりがいを持って勤務できる環境を目指す話し合いの場として女性職員懇談会を実施しています。

今回は,医師,看護師,薬剤師,診療放射線技師,臨床検査技師及び栄養士などの女性職員10名が出席し,夜間・日曜保育室「きらきらぼし」の利用状況や育児短時間勤務制度取得状況など部署ごとの対応の違いを中心に和やかな雰囲気の中,有意義な意見交換が行われました。

第4回女性医師の生き方セミナーを開催 2014年3月1日

会場の様子

第4回女性医師の生き方セミナーが2014年3月1日(土)に金沢大学附属病院女性医師メンター,金沢大学附属病院,金沢大学男女共同参画キャリアデザインラボラトリー,石川県女性医師支援センター,石川県,日本医師会,石川県医師会の主催により,金沢市内のホテルを会場として開催されました。
女性医師メンターは,女性医師の身近なところで相談に応じ助言を行う先輩医師のことで,附属病院では,4人の医師が石川県からの委嘱を受け,女性医師メンターとして活動しています。

このセミナーは,多くの悩みを抱えながら日々の診療に従事している女性医師やこれからの世代を担う女医学生を中心に,医師としての生き方を考える機会の提供を目的としており,石川県内医療機関を中心に富山福井両県の医療機関を加えた勤務医及び医学生など約40名が参加しました。

セミナーは,上田博芳珠記念病院長の開会あいさつの後,第1部の講演会では,金沢市立病院臨床検査室長の小林雅子先生から「仕事を楽しむ.子育てを楽しむ.毎日を愉しむ.」,金沢大学附属病院整形外科医局長の加畑多文先生から「女性医師が躍進する時代に向けて!~医局長としての立場から,そして女性医師の配偶者としての立場から~」と題してご講演いただきました。また,第2部のグループディスカッションでは,講師,女性医師メンター及び参加者が5つのグループに分かれ,和やかな雰囲気の中,女性医師のキャリアアップや仕事と育児の両立,勤務への相談など有意義な意見交換が行われました。

参加者からは,「たくさんの刺激を受けた。」「いろいろな意見が聞けて有意義だった。」「男性医師の目線からの女性医師のキャリアアップについて話が聞けた。」「常勤医師を続けていこうというモチベーションがわいた。」「他の地域や組織の取り組みについても比較研究することができた。」など好評をいただき,盛会のうちに終了しました。

HWRNキックオフシンポジウムを開催

  • 日時:平成26年1月25日(土)10時~17時30分
  • 会場:金沢歌劇座
  • プログラム
    10:00
    プレワークショップ(中村賞受賞者講演)
    14:00
    キックオフシンポジウム
    18:00
    意見交換会(会費制、事前申込み要)

1月25日(土)、石川県金沢歌劇座にて、上記シンポジウムが開催されました。 北陸のこの季節には珍しく雨や雪も降らず比較的暖かい気温の下、大学生から60歳代の方を含む一般の方及び学内外の研究者約150名の参加があり、大変な賑わいをみせました。

午前の部は、中村賞受賞者3名による講演(研究発表)に始まりました。中村賞とは、本事業で創設された優秀な女性研究者を表彰するもので中村信一金沢大学長の名を冠しています(中村賞詳細はこちら)。

午後の部は、文部科学省科学技術・学術政策局 人材政策課人材政策推進室長の和田勝行氏から来賓ご挨拶及び今回採択となりました本事業の紹介をいただき、続いて当ラボラトリー長であり本学池本良子学長補佐(男女共同参画推進担当)から本学のこれまでの取組及び本学実施の事業について説明がありました(HWRN詳細はこちら)。

  • 登壇する和田氏
  • 登壇する池本学長補佐

その後、中村賞(金沢大学女性研究者賞)の授与式が執り行われ、中村信一学長からの祝辞の後、受賞者を代表して国際機構の八重澤美知子教授から謝辞が述べられました。

 
  • (左から)中村学長、柿川助教、八重澤教授、日比野助教

続いて、基調講演には、長年にわたり企業研究者として活躍されている、オリンパス研究開発統括部 研究開発センター理事・研究統括の唐木幸子氏(本学薬学部卒業生)を講師にお迎えしました。産官学連携の国家プロジェクトで大きな成功をおさめた経験を持ち、今もライフサイエンス領域の先進技術開発において第一線でご活躍されている唐木氏からは、「企業における女性研究者・技術者の活躍を願って~金沢大学卒業後、35年間の企業研究の経験から考える~」との題で、女性研究者のキャリア形成のあり方の提示や女性研究者へのエールをいただき、また、本学学部生時代の思い出なども語られるなど、講演は終始なごやかな雰囲気で行われました。集計アンケートの中でも、このような企画を今後も希望するというコメントが目立ちました。

  • 基調講演時の会場の様子
  • 講演する唐木氏
 

休憩後のパネルディスカッションでは、本学池本学長補佐のコーディネートのもと、唐木氏を交えて5名のパネリストに各々の所属機関の取組について紹介いただきました。「女性研究者・技術者の連携による研究力向上をめざして」をテーマに、各機関の分野・立場からの活発な意見交換が行われ、北陸地域における男女共同参画推進の重要性を再認識したものとなりました。パネリストは以下の方々です。

オリンパス研究開発統括統括部 研究開発センター 理事・研究統括 唐木幸子氏
富山大学 男女共同参画担当学長補佐 永山くに子氏
福井大学 男女共同参画推進センター副センター長 長谷川美香氏
石川県保健環境センター 次長 藤原秀範氏
株式会社PFU 人事部長 蓮池学氏
コーディネーター 金沢大学学長補佐(男女共同参画推進担当) 池本良子

 
  • パネルディスカッション(左から)池本学長補佐、唐木氏、永山氏、長谷川氏、藤原氏、蓮池氏

シンポジウム終了後は、会場に隣接する金沢21世紀美術館内の「フュージョン21」で意見交換会が行われました。 たくさんのご参加ありがとうございました。

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